Liquidation to oneself

2011年11月14日月曜日

Troxler's Fading

ちょっとこれ気になったんで。。是非じっくりと。。

この絵、ジーッと真ん中を見つめてください。種も仕掛けもありません。ただまっすぐ真ん中を見るだけでいいんです、肩の力を抜いて...なんかだんだん絵が消えていきません? どうして消えるのか?  



今みなさんが体験したのは「トロクスラー消失Troxler's Fading)」または「トロクスラー現象(Troxler's effect)」と呼ばれるものです。ある1点を長く注視し続けると、周辺視野が消えてしまう現象のことですね。
これがあるから人間の目は絶えず微動してるんです。Tシャツも着るときは感じるのに、じっと座って何分か経つともう何も感じなくなっちゃうのと同じ理屈で、視神経も変化のない刺激は無視しちゃう傾向がある、ゆえに白くなる、というわけ。
「どうしてみんな淡色でぼやけた模様なの?」と不思議に思う人もいると思いますが、これはもっとクッキリした像だと目に刺激を与え過ぎるので、消失現象が現れるまで長い時間(大体20秒です)、目を1点に釘付けにしておきづらいから。

すごいですね。。

このトロクスラー現象とピンクがマイナスグリーン、つまり緑の補色だという話をドッキングすると、こんな不思議なことも起こります。
これは「Lilac Chaser(別名Pac-Man)」と呼ばれる像です。ピンクの丸が12個円陣に並んでて、1個1個時計回りに消えてるだけなんですが、中央を凝視してると緑の丸がぐるぐる回って見えます...よね? 先日の目の錯覚のアレも目を何度もこすってしまいましたけど、ほんと面白いな~。


via GIZMODO

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